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梅雨の食中毒予防、手洗いを見直してみること

2018-05-19
沖縄が梅雨入りし、九州ももうそろそろ梅雨に入ろうかという季節になります。糸島も今日は涼しいですが、今週は30℃を超える日もあり、暑くなってきました。これからどんどん気温も湿度も上がり、蒸し暑くなっていきそうです。
 
じめじめとして蒸し暑い梅雨に入ると、食中毒に注意が必要になります。食中毒には種類があり、以下のように分類されます。
①細菌性食中毒…細菌(の出す毒素)の摂取による
②ウイルス性食中毒…ウイルス感染したものの摂取による
③化学性食中毒…農薬や添加物などの化学物質、腐敗で発生した有害物質の摂取による
④自然毒食中毒…ふぐ毒や毒きのこなどの毒性による
気温、湿度が上がる梅雨には細菌性食中毒が増えていきます。細菌性食中毒の予防には「つけない」・「ふやさない」・「殺菌する」が基本となります。具体的な行動としては「洗う・分ける」、「低温保存」、「加熱処理」ということになります。
 
細菌性食中毒の原因である細菌は肉眼では見ることができません。「しっかり」洗うということで「しっかり」細菌が落とせているかを確認するのはなかなか難しいことです。
 
昨日行った勉強会にて手洗い講習というものがありました。先にブラックライトで発光する特殊なハンドローションを手に付けて、手洗いを行います。その後、ブラックライトに手を当てて、どのくらい洗浄できたかを確認するのですが、しっかり洗ったつもりでも汚れが残っている部位がところどころあることがわかります。
 
特に汚れが残りやすい部位として、爪の隙間や指と指の間、手首といったところがあげられ、実際に確認できました。また、利き手の方が汚れが残りやすい傾向になるそうです。自分ではしっかり洗っているつもりでも、意外と汚れは残っているものです。子供には、しっかり洗いましょう、ではなく、1分間洗いましょう、といったような言い方のほうが、細かいところまで気が付いて石鹸を使うので、よりしっかり手が洗浄できるということでした。
 
手洗いは梅雨時期に増える細菌性食中毒の予防の基本です。再度、ちゃんと汚れを落とすための手洗いの仕方を見直して、梅雨時期の食中毒の予防を今のうちに確認しておきましょう。
 
投稿者 古賀巌
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