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夏の養生(血流サラサラ編)

2018-08-01
今日から8月入り!
 
今年は連日の猛暑の影響で熱中症に対する注意喚起が頻繁に行われていますが、この厳しい暑さ、気づけばすでに1か月ほど続いているため、
そろそろ、食欲が落ちたり、満足のいく睡眠が取れずに身体にも精神面にも疲れが溜まってくる頃です。
 
 
 
 
この「夏バテ」や「疲れ」に対して、最低限行っておきたいケアとして「血流のケア」があります。
 
 
夏の暑さによって、汗をかきすぎると、身体の水分も多量に失われます。
そうすると、血液が濃縮され、ドロドロ状態となり、血液の流れも滞りやすくなります。
 
同時に、汗とともに水分だけでなく気(いわゆる身体のエネルギー)も失われるため、
気の不足により血行の悪化を招きやすくなります(※)。
 
 
中医学では、この血液の流れが滞ってしまう状態を「瘀血(おけつ)」といい、体の隅々までうまく栄養分が運ばれなかったり、また、いらなくなったものも排泄しにくくなるために、免疫力低下による夏風邪を引き起こしたり、疲れや倦怠感などの症状が現れやすくなります。
 
 
※中医学では、「気為血帥(気は血の帥なり)」と言われ、
 
①生血機能(食べ物から得られた栄養分を身体の血に作り替える役割)
②気を巡らす(「気が行れば、血が行り、気が滞れば、血が凝る」)
 
といった働きがあると考えられています。
 
 
 
血液の循環は、五臓のうちの「心(しん)」「肝(かん)」「脾(ひ)」が関わり、
そのうち「心」が主に重要になります。
 
 
この「心」は一般的に言われている心臓の役割のほかに、
心(こころ)、つまり、意識や精神、思惟活動といった神志を主っているとも言われています。
 
 
このため、血流がうまく巡らないと、必然的に神志にも影響が及び、
イライラ、不安、焦燥感、集中力の低下、不眠などが出やすくなります。
 
これは「心蔵神、脈舎神(しんぞうしん、みゃくしゃしん)」という言葉があるように、
心による志を主る機能と血脈を主る機能は、密接かつ影響し合っていることを表しています。
 
 
 
 
 
うーん。なんだか、漢字やら難しい言葉やらで頭が混乱してきましたね・・笑。
ただでさえ暑いのに、脳みそヒートアップさせるな!と聞こえてきそうですが、
 
ここからが大事です!!
 
むしろ、ここからだけ読んでもいいくらいです(最初に言うべきでした、汗)。
 
 
要は「瘀血は万病のもと」でもあり、
夏の暑さによる血流悪化は放っておくべからず!!しっかり対策しましょう!
 
 
ということで、【夏の血流サラサラ対策】挙げておきます。
 

 

身体を冷やし過ぎない(頭寒足熱がおすすめ)

冷えは、ダイレクトに血流を悪化させるだけでなく、冷飲食物の摂り過ぎによって胃腸が冷えると、

血を動かすための気(エネルギー)も不足しやすくなります

 

  

自分が気持ちいいと感じる程度に(これ大事!)身体を動かす

 

 

十分な休息を心がける。暑さで寝つきが悪い場合、冷却効果のある寝具を活用。

睡眠不足は気血の不足を招き、結果的に血流の悪化を招きやすくなります

 

 

腹八分目、心八分目の心掛け

食べ過ぎは体に余分な老廃物を溜め込みやすく、血行も滞りやすくなります。

頑張りすぎも、気持ちを溜め込みやすく、ストレスが溜まりやすく、気血が滞りやすくなります。

 

 

暴飲暴食や偏食を控え、よく噛んで食べる。

血流を促す食材、青魚類、玉葱、牛蒡、トマト、生姜、蒟蒻、黒酢、プアール茶など

食事に摂りいれるのもおすすめ

 
 
 
全てのことを短期間だけ、とういうよりも、できることだけを続けていただくことで変化が出てきます。
是非、心掛けてみてください^^
 
 
投稿者:古賀 梨紗子
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