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夏とこむら返り

2017-08-03

夏に多くなる症状の一つに「足の攣り」があります。「こむら返り」と言われるあの痛いやつです。

 

こむら返りは漢字で書くと「腓返り」。腓=ふくらはぎに起こる筋肉のけいれんの総称です。筋肉が縮んだまま伸びなくなるため起こります。筋肉は脳からの指令・信号で動きます。こむら返りはその信号伝達の中で何らかの異常が起きた状態と言うことができます。

 

その原因として、

○筋肉の疲労、または運動不足

○ミネラルバランスの異常

○冷え

○糖尿病、動脈硬化、高血圧、神経系の異常などの他の病気の影響

が考えられます。

 

暑さが厳しいと外に出ることも少なく、慢性的な運動不足にもなりやすい。オフィスなどではクーラーが強く、体が冷えて血行が悪くなってしまう。厳しい暑さで外出すると、多量の汗で熱中症になってしまう。(熱中症の症状の一つである熱けいれんはミネラルバランスの異常によって起こる。)…といったように日本の夏では、運動不足、冷え、ミネラルバランスの異常が起こりやすいのです。

 

予防としては、

○適度な運動とストレッチなどで筋肉を冷やしすぎない、筋肉量を増やすこと。

○こまめな水分とミネラル補給で熱中症予防。

○夏は食が細くなりがち、食事もカリウムを含む野菜やカルシウムを含む小魚などミネラルを含む食材を適度に摂ること。

○睡眠をしっかり摂り疲労を残さないこと。

などが考えられます。

 

糖尿病などの持病を持っている方は、特に気を付けるべきですね。痛~いこむら返りが起こったときには、生活を見直してみるべきかもしれません。

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