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身体への食事の影響はどの程度?

2017-09-02
こんにちは。食養生は身体づくりの基本と、このブログでもしばしばお伝えしています。実際に食事内容によって体調に影響することもままあります。実際の例として先日体験したことを。
 
先日、夕食としてスイカを半玉食べたところ、その後、お腹の具合が悪くなり下してしまいました。スイカは夏を代表する果菜ですが、90パーセント以上の水分が含まれ、カリウムが含まれ利尿作用を持っています。普段食べる実の赤い部分は「清熱利尿・解暑生津」。利尿することで身体の熱を冷まし、喉の渇きを潤す効能があるとされます。しかしながら、冷やす性質があるため、身体が冷えている人やお腹が冷えやすい人は食べ過ぎないように注意しなければなりません。
 
今回の例では、普段より薬局内で冷房に当たっている、夏場で知らず知らずのうちに冷たいお茶などを飲みすぎていた、などがあり、お腹が冷えて便が緩くなった、と考えられます。(もちろん、一玉は食べ過ぎの部分もありますね!)その後、風呂桶にゆっくり入りお腹を温めたところ、便意も治まりました。
 
まだまだ残暑が続きますが、どんな食事をしていますか?暑い夏は体を冷やす食べ物を上手に食べれば、快適に過ごすことができますが、体を冷やし過ぎると今回の例のようにお腹の調子を崩したり、夏バテのもとにもなります。日々の食養生での健康な身体づくりには、そのときどきで、自分の身体に必要な食べ物をきちんと見極める必要があります。これから季節は秋に移りかわります。秋を迎える準備の一つに、食事も少しずつ体を温める食べ物に変えていくようにしましょう。
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