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肺を潤す

2017-09-07
こんにちは。最近は、日中はまだ暑い日もありますが、気温も大分下がってきて少しずつ涼しくなってきましたね。季節も秋に移っていきます。
 
秋は陰陽五行説において「肺」の季節です。そして、空気が乾燥してきて「燥邪」が強まってくる季節です。中医学において、肺は喜潤悪燥という特徴。肺は潤いを好み、乾燥を嫌うという特徴を持っています。肺は鼻やのど、気管支とつながっており、肺が燥邪の影響を受けると、乾いたせき、たん、鼻・のどの乾燥、喘息症状など、呼吸器系の不調が出やすくなります。潤い不足になると、便秘、アトピー性皮膚炎や肌のアレルギー症状なども出やすくなります。
 
言い換えると、肺が正常な働きをしていれば、肌のキメは整い潤いますが、肺に異変が起きると、肌は荒れて乾燥し、酷くなるとかゆみなども起こります。そうなると、感染症などにもかかりやすく、風邪もひきやすい状態になってしまいます。これからの時期は肺の潤いを保つことも重要になってきます。
 
肺を潤すのは「白い食べ物」がいいとされています。杏仁、長芋、里芋、白きくらげ、れんこん、ゆり根、きのこ、大根、豆乳、はちみつ、甘酒、白ごま、イカ、ホタテなど。「肺」が整って、気が高まれば、外からの悪い邪気が入ってくるのを防ぎこともできます。寒さと乾燥が厳しい冬になってからではなく、秋から準備しておくことが大切です。白い食材を食べて、肺を潤していきましょう。
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