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食欲の秋と胃腸ケア

2017-09-28
 天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋。秋には美味しい食べ物も多くなります。食欲も高まり、ついつい食べ過ぎてしまうことも多くなります。そんな秋ですが、便秘になったり、お腹がスッキリしない、お腹が張ったような感じがする、といった症状を起こすことがあります。
 東洋医学において秋は肺の季節、肺と大腸は密接な関係があり、肺が乾燥(燥邪)の影響を受けることで、大腸も潤いが無くなり便秘になることがある、という流れがあります。そのため身体の中の潤いを維持することが大事になります。
 他方では、秋には夏の疲れが出やすいこともありますが、それは胃腸においても同じです。夏の間に冷たいものを好んで食べていた方は胃腸の疲れが出やすくなっている可能性があります。ほかにも、気温の変化が大きくなることで、身体がストレスを感じて胃腸の働きも落ちてしまいます。そして寒くなり身体が冷え、胃腸も冷えてしまうと、腸の運動も鈍くなります。そんな状態で、秋の味覚を食べ過ぎてしまうと、胃腸が疲れてしまって上記のような症状の原因になったりします。秋からは胃腸を温めて、胃腸の働きを整えていくことが大事になってきます。
 秋に食欲が増す要因のひとつとして、秋になって気温が下がってくると、体温を維持するのにより多くのエネルギーが必要になるから、というものがあります。体に多くのエネルギー源をためこもうとするため、食欲が増すのです。食の好みも、あっさり、さっぱりしたものから、高カロリーの、こってりとしたものに変わることが多いようです。胃腸がしっかり働いて、消化吸収してもらう必要があります。もちろん、食べ物がおいしいからと、食べ過ぎてしまうことは胃腸の負担になります。秋の味覚はしっかり味わって、秋こそ腹八分目をしっかり守って胃腸の働きを維持して過ごしていきたいですね。
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