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かぜのとおりみち

2017-11-22
本日11月22日は二十四節気の第20にあたる「小雪」(しょうせつ)です。「冷ゆる故に雨も雪と也てくだるが故也」。小雪の小は小雨の小に通じ、わずかながら雪が降り始めるころとされています。北の方では初雪の観測もありました。今後、北風が吹いて、冷え込みも強まっていきます。
カゼに注意して日々を過ごす必要があります。風と寒が合体した風寒は、北風となって、人を背後から襲います。東洋医学で風邪(ふうじゃ)は風門というツボから体に入ると言われています。この風門の位置は、肩甲骨の角と角を結んだ辺りの高さ、首筋から背中にかけての位置。かぜの引き掛けに首筋がゾクゾクするのは風寒邪が風門から侵入してきているサインです。
「風門」に入った風邪は、葛根湯などの早めの処置で散らせますが、手当が遅れ、風邪が「風池」というツボに至ると熱や咳が出て重症化していきます。風邪が風門に居るうちに散らすために、早めの対策をしましょう。風門の辺りを温めてあげることは、入ってくる風寒を散らしてあげることに繋がります。逆に、風門を冷やしてしまうと風寒が邪気になりやすくかぜを引きやすくなるといえます。マフラーやカーディガンで首の後ろから背中、すなわち風門から風池といったカゼの通り道を温めてあげることは、カゼの予防に繋がります。
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