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大寒の養生 防風防寒と温める食べ物を

2018-01-20
本日1月20日は二十四節季の「大寒」です。「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」。大きく寒いと書くことからも分かるとおり、一年で最も寒さが厳しくなる時期とされています。
養生については、中国では古くから「大寒大寒、防風防寒、朝に人参、黄芪の酒を飲んで、夜に杞菊地黄丸を飲む」といいます。大寒期間は、風邪など気道の伝染性疾病が増える時期なので、寒気を吹き飛ばす温の性質をもつ食物をとり、風寒邪気の侵入を防ぐべきです。ふさわしい食物は紫蘇の葉、生姜、長ネギ、唐辛子、花椒、桂皮など。風寒とは、風と寒さ、風が吹いて寒いことを表します。
この時期の厳しい寒さから身を守るためには、「首」を温めることも重要です。首には太い血管やリンパ、上神経節、中神経節などの重要な器官が集中しています。それらは首では薄い皮膚にのみ守られているだけです。ここで血液が冷やされてしまうと、その冷えは身体全体に影響を与えてしまいます。特に首から肩の後ろには風門という風邪の入り口があります。首はしっかりとマフラーなどで風寒を防ぎます。手首や足首といった首という文字が付く個所も同様に皮膚が薄く血液が冷やされてしまいやすい箇所なので、手袋や厚手の靴下などで防風防寒を徹底しましょう。
大寒の次は立春です。大寒を過ぎればかすかに大地に春が戻ってきた景色を感じとることができます。
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