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立春~春節 春の訪れ

2018-02-17
昨日、2月16日は旧正月。旧正月は「春節」といって新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国をはじめシンガポールや大韓民国などの中華圏国家では、数日間の祝日が設定されているそうです。日本では正月に帰省ラッシュや長期休暇をとったりしますが、中国では春節の時期に皆一斉に休暇を取る風習があり、春節期間には中国の列車は大混雑で切符がなかなか取れず、また、当日は花火などで盛大にお祭りします。旧正月、春節は年ごとに異なり、毎年1月下旬から2月下旬の間に春節は訪れます。旧暦の1月から3月までは春とされます。日本でも「立春」後には春とされるので、先週の厳しい寒さもありながら暦の上では季節はもう春ということになります。
五行学説では春は「木(もく)」に属します。木がぐんぐんと芽を出しのびやかに成長します。新陳代謝も活発になり冬の間溜まった老廃物を発散していきます。五臓で言うならば「肝」の季節です。春に体調を崩しやすい方は、五臓の「肝」に問題があるケースが多いのです。「肝」をケアする漢方薬を飲んだり、「肝」に良いとされる食材、シソ、セロリ、春菊、酢の物、クコ、なつめなどを積極的に摂るようにしていくと良いでしょう。さらには少しずつ早起きをするように心がけ、冬場よりも積極的に外に出て陽に当たるようにします。「肝」は春の草木のようにのびのびとした状態を好みます。ストレスが溜まったりすると「肝」の機能は低下して消化器系の不調、疲労感、イライラ、憂鬱といった様々な不調が現われやすくなります。「肝」の機能を健やかに保ち、心も身体も元気な春を過ごしていきたいものですね。春節や立春は一つの区切りとなります。一年間健康で過ごせるように春からの良いスタートを切りましょう!
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