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気象の変化についていきましょう

2017-09-13
こんにちは。台風が近づいているようで、週末は日本を縦断する恐れもあるとのこと。台風に備えてしっかり準備しておく必要がありますね。
 
さて、台風の襲来前後には天候の変化で、頭痛などの体調不良を訴える方がいます。以人間の身体は、自然界より常に影響を受けています。そのため、気圧や温度、湿度の変化が、体調に関与する場合があります。台風下では気圧の変化が急激に起こることにより、身体の機能維持が乱れ、種々の不調が起こることがあります。このように、天候の変化により現れる症状を気象病と言います。気象病として現れやすい症状として、頭痛(片頭痛)、天気痛、リウマチなどの痛み、気管支喘息、メニエル病、うつ病などが挙げられます。
 
こういった気象病が起こる原因には、自律神経の調節が上手くいっていないことが一因として指摘されています。台風の低気圧化では、空気中の酸素も薄くなっています。不安、イライラ、緊張、嫉妬などストレス状態では、呼吸を浅くしてしまいます。浅い呼吸だと、脳まで酸素を届けることができません。浅い呼吸は自律神経が不安定になることによって、さらに悪化することに繋がります。腹式呼吸、深呼吸でしっかり酸素を吸い込み脳に送り届け、心を落ち着けることで、自律神経の働きを整えることに繋がります。ほかにも、十分の睡眠や適度な運動は自律神経の調節機能を整えるのに重要です。食事も早食いは胃腸にストレスを与えてしまうため、よく噛んで腹八分目にすること。食欲の秋と言いますが、食べ方は乱さないようにしたいものです。
 
季節の変わり目、気候の変わり目はとかく自律神経、ひいては体に負担をかけるもの。規則正しい生活を心掛け、体がしっかり季節、気候の変化に対応できるようにしておくことが大事ですね。

秋の果実と肌のケア

2017-09-11
こんにちは。最近は大分涼しくなってきて、過ごしやすくなってきました。それとともに、季節の変わり目。体調を崩しやすくなる時期でもありますので、注意が必要です。
 
秋~冬にかけては乾燥が強まってきて、「燥邪」に注意、というのは先日の記事でも述べました。中医学では、肺のもつ働きにも種々あります。肺と言えば外界より新鮮な空気を吸い、人体に必要な清気を取り入れ、体内から汚れた濁気を吐き出す、といった呼吸機能。中医学では、肺の機能として全身の気の動きの調節をし、汗や尿といった水分の代謝をコントロールすることも含まれます。皮膚・汗腺・産毛などの皮毛、すなわち、体の表面部で外邪の侵攻を防ぐ衛気の調節、維持もしています。燥邪によって肺の潤いが不足すると、肺の機能が低下し、身体全体にさまざまな不調が現れます。肺は皮膚とつながっており、皮膚の乾燥は肺の乾燥とも言われるほどです。空気の乾燥により肺が乾燥すると、皮膚も乾燥しやすくなります。ポイントは「肺を潤す」です。健康な肺は体液や血液といった陰液で潤っています。
 
「酸甘化陰」という言葉があります。酸味と甘味の組み合わせは、陰液を補うというものです。秋には梨や葡萄、柿、林檎や蜜柑などの柑橘類も旬を迎えます。フルーツは自然と酸味と甘味を備えているものが多いので酸甘化陰で陰を補うのに効果的です。糖分もあるので摂りすぎには注意ですが、適度に果実を摂ることは、こういった観点からも肌に良いと言えます。

肺を潤す

2017-09-07
こんにちは。最近は、日中はまだ暑い日もありますが、気温も大分下がってきて少しずつ涼しくなってきましたね。季節も秋に移っていきます。
 
秋は陰陽五行説において「肺」の季節です。そして、空気が乾燥してきて「燥邪」が強まってくる季節です。中医学において、肺は喜潤悪燥という特徴。肺は潤いを好み、乾燥を嫌うという特徴を持っています。肺は鼻やのど、気管支とつながっており、肺が燥邪の影響を受けると、乾いたせき、たん、鼻・のどの乾燥、喘息症状など、呼吸器系の不調が出やすくなります。潤い不足になると、便秘、アトピー性皮膚炎や肌のアレルギー症状なども出やすくなります。
 
言い換えると、肺が正常な働きをしていれば、肌のキメは整い潤いますが、肺に異変が起きると、肌は荒れて乾燥し、酷くなるとかゆみなども起こります。そうなると、感染症などにもかかりやすく、風邪もひきやすい状態になってしまいます。これからの時期は肺の潤いを保つことも重要になってきます。
 
肺を潤すのは「白い食べ物」がいいとされています。杏仁、長芋、里芋、白きくらげ、れんこん、ゆり根、きのこ、大根、豆乳、はちみつ、甘酒、白ごま、イカ、ホタテなど。「肺」が整って、気が高まれば、外からの悪い邪気が入ってくるのを防ぎこともできます。寒さと乾燥が厳しい冬になってからではなく、秋から準備しておくことが大切です。白い食材を食べて、肺を潤していきましょう。

身体への食事の影響はどの程度?

2017-09-02
こんにちは。食養生は身体づくりの基本と、このブログでもしばしばお伝えしています。実際に食事内容によって体調に影響することもままあります。実際の例として先日体験したことを。
 
先日、夕食としてスイカを半玉食べたところ、その後、お腹の具合が悪くなり下してしまいました。スイカは夏を代表する果菜ですが、90パーセント以上の水分が含まれ、カリウムが含まれ利尿作用を持っています。普段食べる実の赤い部分は「清熱利尿・解暑生津」。利尿することで身体の熱を冷まし、喉の渇きを潤す効能があるとされます。しかしながら、冷やす性質があるため、身体が冷えている人やお腹が冷えやすい人は食べ過ぎないように注意しなければなりません。
 
今回の例では、普段より薬局内で冷房に当たっている、夏場で知らず知らずのうちに冷たいお茶などを飲みすぎていた、などがあり、お腹が冷えて便が緩くなった、と考えられます。(もちろん、一玉は食べ過ぎの部分もありますね!)その後、風呂桶にゆっくり入りお腹を温めたところ、便意も治まりました。
 
まだまだ残暑が続きますが、どんな食事をしていますか?暑い夏は体を冷やす食べ物を上手に食べれば、快適に過ごすことができますが、体を冷やし過ぎると今回の例のようにお腹の調子を崩したり、夏バテのもとにもなります。日々の食養生での健康な身体づくりには、そのときどきで、自分の身体に必要な食べ物をきちんと見極める必要があります。これから季節は秋に移りかわります。秋を迎える準備の一つに、食事も少しずつ体を温める食べ物に変えていくようにしましょう。

8月度健康講演会を行いました。

2017-08-28

先週の26日、土曜日に糸島薬局におきまして健康講演会を行いました。今回の講師をお願いしました”シゲちゃん”こと、大川 重夫先生からは、時折ユーモアを交えて、夏バテなどを防ぐための注意点やこれからの時期の体調管理についてのお話を頂きました。参加していただいたみなさまにも気軽に質問や、ご自身の気になることをお話していただき、熱気ある会となりました。ご参加していただきました皆さま、ありがとうございました。

 

なお、ご来場された方には大川先生より、コンクレバンゴールドや食品管理チェック表など、講演に関連したプレゼントもありました。これからの時期の健康管理のツールとして、ぜひご活用いただければと思います。次回の大川先生の講演会は11月を予定しております。

 

これからも糸島薬局では様々なイベントを開催いたします。今後もトレンドの健康情報や最新の話、食事と健康の関係についてなど、興味を持っていただくような話題を皆様に提供したいと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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