みかんのはなし
みなさん、こんにちは!
当店では、いつもお客様に新鮮なお野菜や果物お魚などを頂くことがほんっとに多く、感謝と嬉しさでいっぱい!!お礼を言っても言いきれないくらいなのですが、その中でも今年に入ってから連日のように頂くのが柑橘系。
「みかんあるけん、食べんね?」って言われても、いわゆる、冬にこたつで食べる姿を想像する「温州みかん」ではなく(そもそも、なんでこたつにみかんが定着したんだろ?汗)、種類も様々。
調べてみたら、九州における果樹面積の全体の6割も占めるのが「みかん及びその他の柑橘類」(九州農政局H27調べより)。しばらく関西にいた私としては「なんか、スーパーの果物売り場ってやたらみかん多いっちゃけど…汗」と感じるのもの、この数字を見ればすんなり納得。笑
柑橘系は美味しいだけじゃなく香りは「ストレス発散」にもってこい。
年度末の何かと気忙しい今の時期には、大変嬉しいですよね。
香りの成分でもある精油成分が、中医学的にいえば「気の巡り」を促してくれます。
ストレスや緊張によって気が滞った状態(気滞(きたい))になれば、溜息やあくび、喉の違和感、お腹の膨満感、便秘、月経前の胸の張り、気滞が長く続けば身体の中で熱を帯び(車のアクセルをずっと踏んでいれば、車体が熱くなってくるイメージ)、頭痛、めまい、イライラなど怒りっぽくなる、目の充血、口が渇くなどの症状も見られやすくなります。
これらの症状は、気を巡らすことができれば、症状の軽減を期待することが出来るのです。
ただし!この香りの精油成分は加熱すると飛んでしまう性質があるため、「ストレス発散」を期待する場合は、加熱を控えめに、がおすすめです◎
また、柑橘系だけでなく就寝時や入浴時などにお好きなアロマ(ストレスが強い時はミントやジャスミン、カモミール、ローズなども◎)で体を休めてあげるのも同様に「ストレス発散」が期待できます。
ぜひ試してみてくださいね!
あ~。書いているそばから、アロマを焚きたくなってきました・・
個人的には、女子力もあがりそうな「ローズ」が今の気分です♩←聞かれてないし、柑橘系でもない。笑
投稿者:古賀 梨紗子

症状翻訳家フェスに参加しました
2月24日(日)に養成塾のメンバーによる症状翻訳家フェスを福岡市博多区のWe Baseさんにて開催致しました。

田中先生の前説から始まり、
薬剤師・獣医師・鍼灸師・アロマ・薬膳と、
体質判定を行うと、日々の過ごし方のヒントにも繋がります。
ご参加いただいた皆さまにも、体質判定を通じて自身についての気づきが得られる機会になっていたら嬉しいです。
また、このような機会を提供できればいいなと思います。

第3回 漢方講座 を開催しました!

この冬、北日本では大雪に見舞われる一方、福岡を含む西日本は暖冬の日々。すでに花粉が多く飛散しており、花粉症の症状でお困りに方は特につらい時期に入っているかと思います。
そんな中、先週の土曜日に当店研修室にて
第3回漢方講座『アレルギーと漢方』
を開催させていただきました。
去年8月に初回を開催以降、毎回多くの方にご参加いただいている漢方講座。これも、皆様のご支援とご愛顧に尽きるものだと心より感謝致します。
本当にありがとうございます!
ご参加いただいている皆様にはいつも温かいお言葉と熱意をたくさん頂き、本当に嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様の感想を一部紹介いたします。
「やっぱり食事やストレスなど、基本的なことの大切さを再確認できました」
「日頃、健康管理の中で話している内容の根拠という部分での解決というか納得が出来て非常に良かったです。まだまだ深いものがたくさんあると思います。教えてください」
「とっても為になる話を聞くことができました。帰ったら家族に話したいことばかりです」
「たとえ話があるので理解しやすいです。でも復習が絶対必要ですね。笑」
「いつも楽しみにしています!」
ありがとうございますm(__)m
私も、いつも楽しみにしています!
次回の第4回漢方講座「ストレスと漢方」は、2019年5月11日(土)11:00~より当店研修室にて開催予定です。ご興味お時間ある方は、ぜひお気軽にご参加下さい!尚、席に限りがあるためお早目のご予約をお願いしております。
ご予約は、店頭、電話(092-322-2241)、ホームページ問い合わせよりメールにてお受けしております。
お手数おかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。
投稿者:古賀 梨紗子

鏡開きと、おもちと、あずき。
今年もあっという間に1月も半ばになろうとしていますが、皆様、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は初日の出を見に行ったり、初詣に行ったり、実家や祖母の家を行き来しあっという間に終えてしまいましたが、久しぶりに家族とゆっくり過ごすことが出来たように感じます。本当に有り難いです!
さて、明日1月11日は鏡開きの日(地域によって15日や20日にするところもあります)。スーパーなどの店頭でも、様々な小豆商品がズラッと並べられ、おぉっと目を引きます。
鏡餅は、各家庭で新年の幸福をもたらす年神様を元旦にお迎えし、その年神様の居場所であると言われています。鏡餅が丸いのは、諸説はありますが昔より神様が宿るとされている「鏡」を模した魂の象徴で、上下2段で陰と陽もしくは月と太陽を表し、円満に年を重ねるという意味が込められているそうです。
鏡開きは、年神様にお供えした鏡餅をいただくことで神様からの魂を授かり、
新年の無病息災を祈る気持ちが込められているんですね。
一般的に、鏡開きではこの鏡餅をお雑煮や、お汁粉、善哉にしていただくのですが、地域によってさまざまなお雑煮があるように、お汁粉や善哉もさまざま。お汁粉も善哉も、小豆を砂糖で甘く煮て、そこに餅や団子を入れるのは共通ですが、関東では汁気があるものをお汁粉、汁気のないものを善哉と呼び、関西より以西では粒なしのものをお汁粉、粒ありのものを善哉と呼んだりします。
小豆は、漢方でも生薬の「赤小豆(せきしょうず)」として使われ、
清熱燥湿・利水消腫により浮腫みや下痢、ニキビや吹き出物といった化膿性の痛みや腫れに用います。民間療法でも、小豆粥を母乳の出が悪い時や二日酔いなどに用い、日本では小豆はごく身近な存在なのが分かります。
お餅の原料であるもち米は、内臓を温めてエネルギーを補ってくれるため、疲労感があるとき、お腹の冷えや下痢が気になるときに良いとされています。お餅って美味しいのでついつい食べすぎてしまうのですが・・・
そこはちょっと待った―――――!
特に、日頃から胃腸が弱い方や、病中病後の方、便秘や皮膚トラブル、咳や痰などが気になる方は控えめに!
お餅は粘り気が強く消化吸収も遅いため胃腸に負担が掛かりやすく、粘り≒痰湿(たんしつ)を生みやすいため炎症や痰などを助長してしまう可能性があります。どうぞ、ご注意を!
まぁ、いろいろ言ったものの、年に1度の鏡開き。
昔からの習慣に感謝し、今年1年の幸せを祈りつつ、美味しく鏡餅を頂ければと思います。
投稿者:古賀 梨紗子

年末のご挨拶
